一般社団法人パーソナルトレーナー協会
理事長
- 鈴木眞理Suzuki Mari
日本では、近年、健康志向が高まり、メタボ予防のダイエットには関心が高くなっています。誰でも、インターネットを介して簡単に専門家と同じレベルの情報を手に入れることができます。メディアもダイエット番組を作り、書店には様々なダイエット方法を紹介した書籍がズラリと並んでいます。
しかし、ダイエットは本来「治療食」という意味ですが、今は、単に「減量」の意味で用いられています。科学的根拠のない方法や、医学的に注意が必要な方法が推奨されているケースも散見され、医師の立場からみると危険なダイエット方法も多く心配になります。やっと学会や専門家から、ダイエット方法の安全性に関して警鐘が鳴らされ始めました。
健康や体つくりを目指して食事の改善と運動トレーニングを始めても、間違ったダイエットを続けて体重計に支配される生活では、摂食障害や骨粗鬆症、サルコペニアなどの疾病リスクも高まります。
トレーナーの皆様には、健康に関する科学的な正しい知識をもって、クライアント様の生活と健康の質を上げるお手伝いをしていただけるよう、協会として情報を発信していきたいと思います。医学的見地から本協会に貢献ができればと考えております。
鈴木眞理
政策研究大学院大学 教授/医学博士
日本摂食障害学会理事。
経歴
1979年 長崎大学医学部卒業
1981年 東京女子医科大学付属病院内科2練士研修医
1985年 東京女子医学博士学位取得、アメリカ・ソーク研究所神経内分泌部門留学
1999年 東京女子医科大学内分泌疾患総合医療センター内科准講師
2002年より現職。
日本内分泌学会理事、日本摂食障害学会理事、一般社団法人日本摂食障害協会理事